健康づくりのための睡眠。質の良い睡眠方法をご紹介

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健康づくりのための睡眠。質の良い睡眠方法をご紹介

ぐっすり眠れていますか?

人によって違いはありますが、人生のうち、およそ1/3が睡眠時間と言われています。人間の三大欲求でもある「睡眠」は、身体だけではなく、心にも影響を与えます。

厚生労働省のウェブサイトには「健康づくりのための睡眠指針 〜睡眠12箇条〜」が掲載されていますが、全部で87ページもあるので、今日は「健康づくりのための睡眠指針」に挙げられている各項目の要点を簡単にまとめてご紹介します。

睡眠について正しい知識を身につけ、からだとこころの健康づくりを目指しましょう!

健康づくりのための睡眠指針12箇条とは?

睡眠指針12箇条とは、下記の12項目になります。

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

それでは、各項目の要点を見ていきましょう。

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。

寝不足になると生活への支障がでたり、生活習慣病のリスクにつながります。
不眠は、うつ病のようなこころの病につながります。

睡眠は、食事、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣と同じように、人間の健康と深く関係している。

生活習慣に着目して健康づくりをするには、睡眠について関心を持ち、自ら対処することが重要。

2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。

適度な運動は、眠り易くし、睡眠途中に目覚める(中途覚醒)ことを減らすことにもつながります。

朝食は、朝の目覚めを促し、睡眠と覚醒のリズムをつけることができます。
ただし、就寝直前の激しい運動や夜食は眠りにくくなるためNGです!

リラックスすると眠り易くなります。

寝酒や喫煙は睡眠の質を悪化させるため控えましょう。
寝酒は、眠り易くなりますが、中途覚醒が増えて深い睡眠を得られません。
喫煙は、ニコチンの覚醒作用で眠りにくくなります。

寝酒や喫煙は、睡眠の質を下げるだけではなく、睡眠時無呼吸のリスクを増加させます。

コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、栄養ドリンク剤などに含まれるカフェインは、眠りにくくなるので、就寝する3〜4時間以内は控えましょう。

3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。

良い睡眠は、生活習慣病の発症を予防できます。

生活習慣病の原因になる睡眠時無呼吸は、高血圧、糖尿病、不整脈、脳卒中、虚血性心疾患、歯周疾患などの危険性を高めます。

4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。

寝つけない、熟睡感がない、早朝に目覚めてしまう、疲れていても眠れないなどは、こころのSOS。

眠っても気持ちが重たい、物事への関心がない、以前は好きだったことが楽しめないといったことが続くのは、うつ病の可能性あり。

不眠の症状がある人は、うつ病にかかりやすい。

睡眠不足になると、集中力の低下、頭痛やからだの痛み、消化器系の不調、意欲が低下する。

5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。

日本の成人の睡眠時間は、6〜8時間が標準的な睡眠時間。

夜間の睡眠時間は、成人してから歳を重ねるにつれ徐々に減っていく。
・10代前半までは8時間以上
・25歳は約7時間
・45歳は約6.5時間
・65歳は約6時間

個人差はあるが、必要な睡眠時間は6〜8時間未満。

長い睡眠をとったから健康になるというわけではない。

日中に眠気で困らない程度の睡眠が一番よい。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。

習慣としている就寝時間が近づくと、脳は徐々にリラックスして睡眠に入る。
自分にあったリラックス方法を工夫することが大切。

良い睡眠には、環境づくりも重要。
寝室や寝床の中の温度や湿度は、眠りを邪魔しない範囲に保つことが基本。
寝室や寝床の中の温度や湿度は、低過ぎても高すぎても、寝つきが悪くなります。

就寝前の寝室の照明は、自分が不安を感じない程度の暗さにする。
明るい光は目を覚ます作用があり、睡眠の質が低下する。

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7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。

夜更かしを頻繁にすることで、体内時計がずれる。

覚醒と睡眠のタイミングを司る体内時計は、起床直後の太陽の光を手がかりにリセットされる。

朝の光でリセットされる時間が遅れると、寝付く時刻も少しずつ遅れ、夜型化につながる。

夜型化しないためには、朝、暗いままの寝室で長時間を過ごさないようにする。

就寝前のスマホなど、光の刺激は覚醒を助長し、夜更かしの原因となるため注意が必要。

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8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

自分に必要な睡眠時間を知ることが大切。

睡眠時間が足りているかの確認方法は、日中の眠気の程度で判断する。
仕事や活動に支障をきたさなければ、睡眠時間は足りている。

睡眠不足は、注意力や作業能率を低下させる。

睡眠不足が続くと、疲労回復が難しくなる。

「寝だめ」は嘘。睡眠は貯めることはできない。

夜間に必要な睡眠時間が確保できない場合は、30分以内の昼寝が効果的。

9.熟年世代は朝晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠。

高齢になると若年期に比べて睡眠時間が短くなる。

年齢相応の睡眠時間を目標に、就寝時刻と起床時刻を見直すことが大切。

日中の長時間睡眠は、夜間の睡眠が浅くなり不安定となる。

日中の適度な運動は、中途覚醒を減らし、睡眠を安定させ、熟睡感の向上につながる。

軽い運動は、日常生活動作(ADL)の維持・向上、生活習慣病の予防にもなる。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。

自分に合った方法でリラックスし、眠たくなってから寝床につくことが重要。

眠くないのに無理に眠ろうとすると、緊張を高め、寝つきが悪くなる。

就床時刻はあくまでも目安。

寝床に入る時刻が遅れても、起床時刻は遅らせず、朝の光を取り入れて入眠時刻を安定させる。

眠りが浅く、何度も夜中に目覚めてしまうのは、寝床で過ごす時間が長過ぎる可能性がある。
積極的に遅寝・早起きをし、寝床で過ごす時間を適正化することが大事。

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11.いつもと違う睡眠には、要注意。

睡眠中の心身の変化には、病気が隠れていることがあるため注意が必要。

激しいいびきは、睡眠時無呼吸症候群などの可能性がある。

就寝時の足んむずむず感や熱感は、レストレスレッグス症候群の可能性がある。

睡眠中の手足のぴくつきは、周期性四肢運動障害の可能性がある。

睡眠中の歯ぎしりがある人は、顎関節の異常や頭痛を持つことが多い。

睡眠時間を確保できているのに、日中の眠気や居眠りがある場合は、ナルコレプシーなどの過眠症の可能性がある。

早めに医師や歯科医師に相談することが大切。

12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

睡眠に問題があり、自分の工夫だけでは改善できないと感じた時は、早めに専門家に相談することが重要。

よく眠れない、日中眠たくて仕方がないなどと感じたら「からだやこころの病」の兆候かもしれません。身近な専門家(医師、保健師、看護師、助産師、薬剤師、歯科医師、管理栄養士、栄養士など)に相談することが大切。

まとめ

いかがでしたか?
できるだけ要点を簡単にまとめてみましたが、長文になってしまいましたね。

厚生労働省のウェブサイトには、各項目について科学的根拠も掲載されていますので、興味がある方はチェックしてみてください。

外部リンク:厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014

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